産学連携による課題解決型学習を通してのキャリア形成支援:学習成果の評価指標の検討

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タイトル別名
  • Encouraging Career Development Processes through an Industry-University Cooperative Project-based Learning:A Hypothesis about Indicators to Evaluate Learning Results and Processes
  • サンガク レンケイ ニ ヨル カダイ カイケツガタ ガクシュウ オ トオシテ ノ キャリア ケイセイ シエン : ガクシュウ セイカ ノ ヒョウカ シヒョウ ノ ケントウ

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抄録

前報(2013)では2010年度の産学連携による課題解決型学習に参画した3年次「卒業研究」の学生による記述文をテキストデータとして、学習過程での行動や意識の特徴を考察した。結果、学習過程で「困難」に直面した際に「当事者意識」や「現実感」が高まること、また学生間の「水平的連携」をとおして「チームで働く力」が向上することを検証した。この検証結果を参照して、学習を推進する大学教員の主要な役割を検討した結果、学習過程での「困難」ののりこえに対する支援および学生間の「水平的連携」の分裂回避に対する支援が必要であることを指摘した。 本稿では前報と同じ方法で学生の行動や意識に関して2012年度事例を検証した。それを踏まえ、課題解決型学習の評価指標を検討した。学生・企業関係者・教員の三者が2012年度事例を評価票暫定版によって評価した結果を参照し、学生の能力向上および教員関与の適否に係る評価指標の仮説を提示した。

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