書誌事項
- タイトル別名
-
- Improvement in coping strength of all-ceramic crowns by a new method
- シン セイホウ ニ ヨル オールセラミッククラウン ノ コーピング キョウド ノ カイゼン
この論文をさがす
抄録
我々は,オールセラミッククラウンのコーピングを特別な機器や複模型を使用せずに,短時間で容易に製作可能な焼成陶材法を開発し,臨床応用の可能性を報告した.一方で,強度については従来のコーピングより低く,改善する必要が明らかとなった.そこで今回は,混和する練和用アルミナ粉末の微粒子の粒径を4μmから8.5μmと大きくし,アルミナ粉末の配合比とコーピングの強度について検討し,コーピングの強度の向上を試みた.その結果,コーピングの3点曲げ強さは,160.4〜211.3MPaと大きく向上し,粗粒子と微粒子の混和比が40:50(wt%)において最も大きな強度を示した.コーピングの厚さを0.5mmにするには築盛回数は4回が適当であった.支台歯のマージン形態をラウンデッドショルダーと設計することで,軸面テーパー角が6°以上でコーピングの撤去が可能となった.以上のことから,成形性および操作性に優れ,強度が向上したコーピングの製作が可能となり,臨床応用の可能性が示唆された.
収録刊行物
-
- 歯科医学
-
歯科医学 73 (3_4), 77-85, 2010
大阪歯科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679186491776
-
- NII論文ID
- 110009685514
-
- NII書誌ID
- AN00099810
-
- ISSN
- 2189647X
- 00306150
-
- NDL書誌ID
- 10941978
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可