第一期水循環変動観測衛星「しずく」の開発(<特集>第一期水循環変動観測衛星(GCOM-W1)「しずく」 第1回)

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Global Change Observation Mission 1st-Water "Shizuku"
  • 特集 第一期水循環変動観測衛星(GCOM-W1)「しずく」(第1回)第一期水循環変動観測衛星「しずく」の開発
  • トクシュウ ダイイチゴスイ ジュンカン ヘンドウ カンソク エイセイ(GCOM-W1)「 シズク 」(ダイ1カイ)ダイイチゴスイ ジュンカン ヘンドウ カンソク エイセイ 「 シズク 」 ノ カイハツ

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抄録

第一期水循環変動観測衛星(GCOM-W1)「しずく」は,地球規模での水循環変動メカニズムを解明する上で有効な物理量を観測・利用実証することを目的に平成19年に開発に着手し,約5年の開発期間を経て平成24年5月18日に打上げられた.「しずく」は,その目的を達成するため,高性能マイクロ波放射計2(AMSR2)を搭載している,AMSR2は,「みどりII」及び米国Aqua衛星にそれぞれ搭載されたAMSR及びAMSR-Eの後継センサで,約2mの主反射鏡を有する世界最大級のコニカルスキャン型のマイクロ波放射計である.「しずく」は,「みどり」「みどりII」の軌道上事故を踏まえた宇宙開発委員会の方針や,JAXAが導入した新しいシステムエンジニアリングの考え方等に基づいて開発を進めた.開発期間中に,NASAが主導する地球観測衛星コンステレーションであるA-Trainへの参加や,韓国のKOMPSAT-3との相乗り打上げへの変更,更には東日本大震災での被災といった想定外の事象もあったが,ほぼ当初計画どおりの期間で開発を完了し利用実証に供された.

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