インドにおける非母語話者教師向けオンライン日本語研修 -遠隔地を対象としたブレンディッドラーニング-

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タイトル別名
  • Japanese Training Utilizing e-learning for Non-native Teachers in India - Attempt at Blended Learning for Teachers in Remote Locations –
  • インド ニ オケル ヒボゴワシャ キョウシ ムケ オンライン ニホンゴ ケンシュウ : エンカクチ オ タイショウ ト シタ ブレンディッドラーニング

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抄録

近年インドでは日本語学習者数が増加し、同国内では各地に「日本語教育新興地域」と呼ぶべき地域が出現したことで大都市圏の教師だけでなく、遠隔地に分散する教師への支援も必要となってきた。そこで、国際交流基金ニューデリー日本文化センターは従来のe-Learningによる教師研修を発展させて、2013年4月と8月に日本語教育新興地域のグジャラート州とラジャスタン州の教師を対象に、言語運用能力の向上を目指し、遠隔授業とMoodle上の自学自習コンテンツによるブレンディッドラーニングの「オンライン日本語教師研修」を実施した。その結果、遠隔地の教師も参加可能な教師研修のモデルを示すことができただけでなく、遠隔地に分散する教師のネットワークづくりにも同研修が役立つことが示唆された。また、研修に取り入れた新たな試みによって、以前の教師研修で報告されていた時間経過による参加者のMoodle利用離れ、参加者のe-Learningへの適応問題などの問題にも改善がみられた。

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