3194 PCaPRC構造の変形性能向上に係る要因の検討(耐震一般)
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抄録
本稿はプレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート(以下PCaPRC)構造に発生する塑性ヒンジの性能改善に係る検討結果を述べる。本構造はPCa部材を貫通するシース孔に部材構築完了後,高強度モルタルを充填し高強度の主筋を一括挿入するものである。その構造に正負交番載荷を行った時に発生する塑性ヒンジの性能が従来の場所打ちのそれに比較し優位でありその要因の究明を行った。その結果,圧縮側ではシースがモルタルを拘束し強度の向上に,引張側では主筋とモルタルとの一様な付着切れによるアンボンド区間増加によるひずみ緩和が伸び能力の向上,座屈の遅延に寄与することがわかった。
収録刊行物
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- コンクリート工学年次論文集
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コンクリート工学年次論文集 23 (3), 1159-1164, 2001-06-08
日本コンクリート工学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1542824520141113600
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- NII論文ID
- 110009693610
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- NII書誌ID
- AA12600419
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- NDL-Digital
- CiNii Articles