フロアプランを考慮したマルチクロックドメイン指向の低電力化高位合成手法(動作合成,組込み技術とネットワークに関するワークショップETNET2013)

  • 阿部 晋矢
    現在,早稲田大学大学院基幹理工学研究科情報理工学専攻
  • 史 又華
    現在,早稲田大学高等研究所
  • 柳澤 政生
    現在,早稲田大学大学院基幹理工学研究科電子光システム学専攻
  • 戸川 望
    現在,早稲田大学大学院基幹理工学研究科情報理工学専攻

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抄録

本稿では,マルチクロックドメイン適用へ向け,HDRアーキテクチャを拡張したHDR-mcdを提案する.続いてHDR-mcdを対象にマルチクロックドメイン指向の低電力化高位合成を提案する.提案手法はフロアプラン情報をフィードバックし,反復改良する合成フローを取る.その際,1クロック内の通信が保障されるパドルと呼ぶ区画を利用し,配線遅延の影響を予測,異なるクロック間の同期を考慮した高位合成を実現する.クロックはパドル毎に割り当て,資源制約と時間制約を満たす範囲で低い周波数のクロックを割り当てることで低電力化する.計算機実験により提案手法は従来の単一クロックのみを考慮したレジスタ分散型アーキテクチャと比較し25%程度消費エネルギーを削減できることを確認した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502725953920
  • NII論文ID
    110009713140
  • NII書誌ID
    AN10013141
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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