地域と連携した総合型地域スポーツクラブにおける学生参画型プログラムの取り組み─ちびっこアジリティ教室を例として─

書誌事項

タイトル別名
  • University and Community Cooperation in Student Program at a Community Sports Club-Using Children Agility Classroom as a Model-
  • チイキ ト レンケイ シタ ソウゴウガタ チイキ スポーツ クラブ ニ オケル ガクセイ サンカクガタ プログラム ノ トリクミ チビッコ アジリティ キョウシツ オ レイ ト シテ

この論文をさがす

抄録

2012 年 9 月に,日本福祉大学(以下本学)と大学所在地である美浜町との連携による総合型地域スポーツクラブ 「みはまスポーツクラブ」 (Mihama Sports Club:以下 MSC) が開設された.MSC 開設時には複数のプログラムが準備された.本稿はその中から,学生が参画できるプログラムとして立案された 「ちびっこアジリティ教室」 での実践から得られた知見について考察を行なう.プログラムの立案にあたって,学生の参画は大学と地域双方に利益が生じることが必要と考えられた.大学側では 「学生と地域とのふれあい」 「学生の学びを深める」 ことが利益となった.具体的には,ボランティアの場の提供,指導計画の立案や指導実践等の学生の能力向上などである.地域には,美浜町にはない 4 歳から 6 歳までの未就学児童が運動する場の提供が利益となった.実践の結果,「ちびっこアジリティ教室」 は地域から友好的に受け入れられた.学生も実践から得られた経験と知識,ボランティアに対する責任感の派生等得るものが多いことが示唆された.2013 年後期も実践は続けられている.本稿では,2012 年度後期と 2013 年度前期の開催を中心に,プログラムの立案経緯や実践の報告を行なう.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ