固有空間法を用いた3次元X線CT像の部位推定手法の検討

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  • コユウ クウカンホウ オ モチイタ 3ジゲン Xセン CTゾウ ノ ブイ スイテイ シュホウ ノ ケントウ
  • Positional Classification of CT Slice Images Based on Eigenspace Method

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抄録

本論文では、固有空間法を用いた3次元X線CT像の部位推定手法を提案する。現在、特定の臓器、症例を対象に異なるCAD(Computer Aided Diagnosis)システムの構築が行われているが、その多くは対象の臓器を含む一部の撮影範囲にしか対応していない。しかし、実際に撮影されるCT像の撮影範囲は様々である。そこで、我々は、自動的にCT像の部位を判定し、その推定結果を元に自動的に入力CT像を推定した部位を対象とするCADシステムに適用することを目的として、学習用CT像に主成分分析を適用して固有空間を作り、未知の入力CT像を固有空間上に射影して部位推定を行う手法を開発した。本手法を全身CT像、胸部CT像及び腹部CT像各2例に適用した結果、平均82%の精度で部位の推定が可能であった。

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