P-08 設定気温下における高齢者の生理・心理反応 : 高齢男性の生理・心理反応(温熱環境,ポスターセッション,研究発表,人間-生活環境系の現在・過去・未来)

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タイトル別名
  • Physiological and psychological responses in constant thermal environment of elderly : Physiological and psychological responses of elderly men

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抄録

高齢者にとって快適な室内温熱環境をつくりだすため、高齢者を様々な温熱環壌下に暴露し、生理・心理反応を検討した。既往の研究で高齢女性を対象に実験を行っており、本研究では被験者を高齢男性とした。実験は被験者を27℃に設定した室に30分間暴露した後24・27・29・32℃に設定した室に移動し、60分間暴露して行った。生理反応として皮膚温・舌下温・血圧・心拍数・体重などを測定し、心理反応として温冷感・快適感などの申告を聞き取りにより得た。実験の結果、被験者は気温が低くなると末梢部皮膚温の低下のみでなく、躯幹部皮膚温の低下もみられた。快適感は「やや涼しい」と感じるとき最も高くなり、26℃近傍で最も快適性が得られた。また27℃以下の気温では末梢部に冷えを感じている人もみられ、24・29・32℃の気温下では申告にばらつきもみられることから個人差でより細かく検討していく必要があると考えられる。

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