介護福祉士の専門性と省察能力の向上をめざして : 実習指導におけるプロセスレコードの活用を通して

書誌事項

タイトル別名
  • カイゴ フクシシ ノ センモンセイ ト セイサツ ノウリョク ノ コウジョウ オ メザシテ : ジッシュウ シドウ ニ オケル プロセス レコード ノ カツヨウ オ トオシテ
  • Strengthening the Professionalism and Reflection of the Care Workers : Through the Use of Recording in the Supervision

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抄録

プロセスレコードに記録された言動や思考過程は介護福祉士の専門性を発揮するものだと考える。今回は介護福祉士養成施設での実習における「学生の気づき」を中心にプロセスレコードを分析し,実習指導に役立つ枠組みを整理することを目的とした。研究では14 事例のプロセスレコードの質的データ分析を実施した。さらに学生5 名のグループと実習指導者4 名のグループそれぞれにグループインタビューを実施した。その結果,学生の気づきの視点から(1)驚きを伴う感情は省察に有効である事が明らかになった。また,(2)学生の気づきを促すラベルを生成した。次に指導者の視点から(1)学生が選んだ課題が,指導者にとって「実践の中の知」に至っている場合は指導が難しい。(2)ねぎらいは学生の次なる力を高めることが示唆された。結果をもとにプロセスレコードの活用過程の図式化を行った。今後はそれを実習指導で活用し,修正を加え学生の省察能力の向上に役立てたい。

介護福祉士

実習指導

プロセスレコード

省察

専門性

identifier:DF004200007537

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