Refinement Calculusに基づく用語辞書からのフォーマルなモデル構成
書誌事項
- タイトル別名
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- Formal Model Generation from Requirement Dictionary Based on Refinement Calculus
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抄録
フォーマルな用語辞書は,通常の用語辞書に加えて,自然言語によるキーフレーズとそのキーフレーズのフォーマルメソッドを用いた意味定義の写像を与える.用語辞書を用いることにより,ソフトウェア開発プロジェクトにおいて各キーフレーズの意味の一貫性をフォーマルメソッドを用いて保証可能となり,さらに同じドメインにおいてキーフレーズとその意味定義の集合が再利用可能なドメイン知識となる.しかし,保守工程や新規のプロジェクトにおいて,既存の用語辞書を再利用して,仕様としてのフォーマルなモデルを記述するする場合,環境の違いによりキーフレーズの意味に一貫性があるとは限らない.本研究では,用語辞書を数理的に定義し,用語辞書に含まれる各キーフレーズのフォーマルな制約に基づいて,意味の一貫性が保たれるための条件を明らかにする.このために,用語辞書におけるフォーマルな要素の意味論,不整合が発生する条件を Refinement Calculus で定義し,そうした不整合を起こさない枠組みを提案する.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. EMB, 組込みシステム
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情報処理学会研究報告. EMB, 組込みシステム 2014 (10), 1-7, 2014-05-12
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135652879898240
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- NII論文ID
- 110009767036
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- NII書誌ID
- AA12149313
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles