特別視しない特別支援教育の展開〜実践4 例から見るインクルージョン教育の探究〜

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タイトル別名
  • トクベツシ シナイ トクベツ シエン キョウイク ノ テンカイ ジッセン ヨンレイ カラミル インクルージョン キョウイク ノ タンキュウ
  • Towards a non-discriminatory education system for special needs pupils

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抄録

幼いときから多種多彩な人々と触れ合っていくことは、人間的成長の過程において他者を受け入れる寛大な気持ちが育まれるなど人格形成に大きな好影響を与える。そのことが、社会人となり多くの人間関係に触れ合う社会生活に、偏見や違和感を持つことなく接することができることにつながる。長年の小学校教師経験や卒業生のその後を見て実感する。 公立義務教育小学校は、すべての適齢児童を無条件で受け入れることが前提としてある。どのような状況、条件を伴う児童であっても、その能力に応じながら、みな同じとの考えで推し進めていくことが大切である。教師は、一人一人の個性を鑑みて、特性に対応しながら、細心の配慮を施し、ときには特別な取り組みをも実践する。 通常学級における特別支援教育は、それらのことを念頭に置いて、教師自らも、そして子ども同士も決して特別視することなく、自然体で受け入れることのできる学校環境を築いていきたいものである。

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