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- 池田 遊魚
- 関西外国語大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Pariser Raum und Kindheit in den "Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge"
- マルテ ノ シュキ ニ オケル パリ ノ クウカン ト ヨウネン ジダイ
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抄録
小説『マルテの手記』は、20世紀初頭のパリで不安と苦悩の日々を過ごしたリルケが、後の『ドゥイノの悲歌』の詩人へと自己形成を遂げていく転機にあって、手記という散文形式において自己省察を試みた特異な書物である。大都市の匿名性のなかで語り手は自己解体の危機に瀕しながら、自分を悩ませるさまざまな不安の形象を描き出し、記憶の断片をたどって生の再構築を試みる。そこに仄かに浮かび上がってくるのが、個人のアイデンティティを超える生の予感である。そして、それまで異郷を彷徨うように生きてきたマルテ=リルケは、詩人としての全的な生を手に入れるため、改めて自己の幼年時代との直面を要求されることになる。--本稿では以上のようなプログラムによって『マルテの手記』読解の可能性を探る。
収録刊行物
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- 研究論集
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研究論集 99 151-167, 2014-03
関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224859246336
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- NII論文ID
- 110009781753
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- NII書誌ID
- AN00046756
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- NDL書誌ID
- 025501263
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- ISSN
- 03881067
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可