神経回路モデルを用いた道具身体化モデルによる道具機能表現の獲得

• 山口雄紀

• 信田春満

• 西出俊

• 奥乃博

• 尾形哲也

抄録

本研究の目的は，神経心理学における道具身体化の概念をロボットに導入することで，多様な道具の機能推定と使用を実現することである．道具身体化とは，人もしくはサルが道具使用時に道具を自己身体の一部として知覚する現象である．本研究では再帰結合神経回路モデルにより素手のロボット身体を一旦学習し，これにパラメータとなるニューロン群を付加することで道具機能を獲得させた．人間型ロボット，アクトロイドを用い，未知道具を含む複数道具で卓上物体操作を学習させた結果，パラメータニューロンに素手の身体機能を拡張する形で道具機能表現が獲得されること，さらにこの表現から未知道具の機能推論が可能となることが示された．

収録刊行物

• 第74回全国大会講演論文集

  第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 177-178, 2012-03-06

  一般社団法人情報処理学会

キーワード

• 人工知能と認知科学

詳細情報

• CRID: 1050292572119506944
• NII論文ID: 110009785092
• NII書誌ID: AN00349328
• Web Site: http://id.nii.ac.jp/1001/00109771/
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: conference paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • CiNii Articles