パスウェイ情報を用いた顧みられない熱帯病 創薬支援のための統合データベースiNTRODBの改良

  • 蓮実梢
    東京工業大学工学部情報工学科
  • 石田貴士
    東京工業大学大学院情報理工学研究科計算工学専攻
  • 秋山泰
    東京工業大学大学院情報理工学研究科計算工学専攻|東京工業大学情報生命博士教育院

書誌事項

タイトル別名
  • Improvement of a database for supporting NTDs drug discovery based on biological pathway information

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抄録

標的となるタンパク質を定めて行う薬剤開発において,薬剤標的タンパク質の選定はとても重要となる.この標的タンパク質探索には,既に病原体のゲノム情報等を利用して探索を行うための統合的なデータベースシステムが提案されてきたが,その生化学経路情報については統合の対象とされていなかった.しかし,この情報を用いることであるタンパク質が病原体の生命維持に対して致命的であるかという議論が可能となるため,生化学経路情報の統合は標的タンパク質の探索のために有用であると考えられる.そこで本研究では,顧みられない熱帯病の新薬の標的タンパク質を探索するための統合データベースシステム iNTRODB に,トリパノソーマ科寄生原虫に関する生化学経路情報を追加し,またそこにゲノム等に関連する情報を表示するインタフェースを開発することで,標的タンパク質の探索の更なる効率化を目指した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077856324352
  • NII論文ID
    110009795512
  • NII書誌ID
    AN10505667
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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