電話、テキストメッセージ、電子メール着信におけるテレパシー

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タイトル別名
  • Telepathy in Connection with Telephone Calls, Text Messages and Emails

抄録

電話着信時のテレパシーは現代社会で最もありふれたテレパシー現象である。この現象は普通、親子、夫婦、仲の良い友達のような強い絆や感情的関係のある人々の間で起こる。本実験の被験者は4人の呼び出し人のうちの誰からの着信かを特定しなければならなかったが、その平均得点は偶然期待値25%を上回る非常に有意な結果であった。呼び出し人は無作為に選ばれ、被験者は電話に出る前に誰からの電話かを推測した。この肯定的結果は、オランダのアムステルダム大学とドイツのフライブルグ大学で独立に再現されている。類似のテレパシー的現象が電子メールと短文連絡サービス(SMS)のお知らせの着信でも起こるようだ。これらを使った実験は偶然を上回る有意な結果を示した。テレパシーではなく予知を検出するようデザインされた電話・SMS実験は偶然レベルの結果となり、テレパシー実験の結果は予知ではなく本当にテレパシーであることが示唆された。現在、自動化テレパシー実験システムを使って誰でも携帯からこの研究に参加できるようになっている。この様式のテレパシーは近代的な通信技術とともに発達したものであり、電話やメッセージが着信する前に送信者の意図をテレパシー的に検出することで起こるのだろう。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763113444864
  • NII論文ID
    110009804184
  • DOI
    10.18936/islis.32.1_7
  • ISSN
    24240761
    13419226
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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