色の分布特徴を利用した爪領域抽出法(視聴覚技術,ヒューマンインタフェースおよび一般)

• 藤嶋 教彰

  筑波大学大学院システム情報工学研究科

• 星野 聖

  筑波大学大学院システム情報系

書誌事項

タイトル別名

• Fingernail Area Extraction Method Using Characteristics of Color
• 色の分布特徴を利用した爪領域抽出法
• イロ ノ ブンプ トクチョウ オ リヨウ シタ ツメ リョウイキ チュウシュツホウ

抄録

色情報のみを使用する方法ではカメラに反射光をあまり返さない角度の爪の領域を抽出することが困難である.著者らは,爪領域は周辺との色のばらつきが小さいという性質が解決の鍵であると考えた.そこで,本稿では色のばらつきを利用した爪領域の抽出方法を提案する.処理ではまず周辺画素との色の差を求める.そして,色の差が大きい画素を除去することで,肌の大部分を除去する.最後に閾値設定により領域抽出を行う.評価実験では被験者を日本人学生2名とし,前腕回旋角度と爪検出率の関係を調査し,従来手法と比較した.実験の結果,掌側が写る手画像の検出率が増加したことが確認でき,従来の手法よりも抽出可能な爪が増加したことも確認できた.よって,本手法の有効性が確認された.

収録刊行物

• 映像情報メディア学会技術報告

  映像情報メディア学会技術報告 38.10 (0), 33-36, 2014

  一般社団法人 映像情報メディア学会

キーワード

• 爪領域抽出
• 爪検出
• 色の分布特徴
• 濃度共起ヒストグラム画像

詳細情報

• CRID: 1390001204530392960
• NII論文ID: 110009807457
• NII書誌ID: AN1059086X
• DOI: 10.11485/itetr.38.10.0_33
• ISSN: 24241970
• ISSN: 13426893
• NDL書誌ID: 025385610
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I025385610
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可