国土地理院技術実証の概要と成果(<特集>準天頂衛星初号機「みちびき」 第10回)

書誌事項

タイトル別名
  • Outline and Accomplishment Report of the Technological Demonstration in GSI
  • 特集 準天頂衛星初号機「みちびき」(第10回)国土地理院技術実証の概要と成果
  • トクシュウ ジュンテンチョウ エイセイ ショゴウキ 「 ミチビキ 」(ダイ10カイ)コクド チリイン ギジュツ ジッショウ ノ ガイヨウ ト セイカ

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抄録

国土地理院では,QZSSのLEX信号を利用して測位時の誤差要因となる対流圏遅延量や電離層遅延量等の測位補正情報を配信することにより,2周波GPS受信機に比べて廉価な1周波GPS受信機の利用者を対象に,携帯不通地域を含む国内全域で,短時間の観測で準リアルタイムに水平測位精度cm級の測位を実現することを目標とした測位方式(QZS-QZ法)を開発した.この測位方式を用いて,関東周辺地域等において,測位精度の検証及び測量作業マニュアル(案)作成のための技術実証実験を実施した.その結果一部の地区で外れ値が発生する時間帯があったものの,概ね目標精度の測位結果が得られた.また,実際に測量作業での利用を想定した複数台同時観測により共通誤差を相殺する手法及び独立した2セットの観測結果を用いた点検方法等の有効性について検証し,測量作業マニュアル(案)を取りまとめた.

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