イオン液体含浸バクテリアセルロース膜の調製

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  • Preparation of bacterial cellulose membranes impregnated with ionic liquids
  • イオン エキタイ ガンシン バクテリア セルロースマク ノ チョウセイ

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抄録

植物の細胞壁の主成分であるセルロースは、地球上に最も豊富に存在するバイオポリマーであり、最も活用されている天然資源である。またセルロースはバクテリアからも生成される。バクテリアセルロース(BC)は特異な物理的、機械的特性を持つ直径10-100 nmのセルロースのナノおよびミクロフィブリルの3次元構造をもち、バクテリアであるGluconacetobacte xylinumから生成される。BCは植物セルロースと比べて、高い機械的強度、多孔性および吸収性を有している。本研究では培養したBCを希薄な化学種の選択的分離に効果的であるイオン液体支持液膜の支持材料として用いた。BC膜は培養液中の2-2.5 g/dlのグルコース濃度で十分に生成された。SEM画像から、BC膜は疎水性のイオン液体Aliquat 336と親水性イオン液体[C4mim][Cl]の両方でうまく含浸された。これらのイオン液体含浸BC膜を用いて乳酸の透過を検討した。

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