選択型コンテンツの放送型配信システムの実現
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抄録
近年,地上波デジタルテレビ放送やワンセグ放送といったデジタル放送の普及にともない,ユーザがコンテンツを選択して視聴する選択型コンテンツの放送型配信に対する注目が高まっている.ユーザは,選択型コンテンツを再生することで,自分の嗜好に合わせてコンテンツを視聴できる.一方,サーバが選択型コンテンツを放送型で配信する場合,複数のチャネルでいくつかのコンテンツを同時に配信するため,途切れのない再生に必要な帯域幅は増加し,再生中の待ち時間は長大化する.これらの影響を抑えるため,コンテンツの視聴順序を考慮してコンテンツの配信計画を決定するためのスケジューリング手法が数多く提案されている.しかし,これまでに提案されたスケジューリング手法は,再生開始の契機や逐次再生といった実際のネットワーク環境で必要となる機能を考慮していない.本研究では,実際のネットワーク環境を想定して選択型コンテンツを放送型で配信するシステムを提案する.本システムでは,制御情報を考慮してデータの配信契機を同期する方式,および逐次再生に対応する方式の二つを実現する.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. EIP, [電子化知的財産・社会基盤]
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情報処理学会研究報告. EIP, [電子化知的財産・社会基盤] 2014 (6), 1-8, 2014-09-11
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950402625339520
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- NII論文ID
- 110009822234
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- NII書誌ID
- AA11238429
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles