看護学生と看護師の看護に対する動機づけを高める要因の明確化とその相違
書誌事項
- タイトル別名
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- Differences of the Factors Enhancing Motivation for Nursing between Nursing Students and Nurses
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抄録
看護基礎教育に活かすために,看護学生と看護師のそれぞれにおける「看護に対する動機づけを高める要因」を明らかにし,その両者を比較した。看護系大学4年生9名と病院看護師6名にフォーカスグループインタビューを実施し,質的帰納的分析を行った。看護に対する動機づけを高める要因として,看護学生10看護師8カテゴリ,両者に共通する4コアカテゴリを見出した。コアカテゴリレベルにおいて,直接行動の原動力になる{看護実践の喜び}とそれを支える{温かい周囲の環境}によって看護が実践され,そこから{実感できる効果}がフィードバックされ,再び{看護実践の喜び}を増強していたこと,{条件の良い職業}は,看護を辞める歯止めとして働くことがわかった。また,両グループの比較では,目的的で他律的という独自の特徴を有するカテゴリ「貢献」が共通して見出された反面,自己の成長を願う気持ちは看護学生の方が強いことが示唆された。
収録刊行物
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- 日本健康医学会雑誌
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日本健康医学会雑誌 23 (2), 97-109, 2014
日本健康医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204483228416
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- NII論文ID
- 110009832293
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- ISSN
- 24239828
- 13430025
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可