量子暗号の実装の安全性向上に向けた試み -理論と装置のギャップを埋める-

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タイトル別名
  • リョウシ アンゴウ ノ ジッソウ ノ アンゼン セイコウ ジョウ ニ ムケタ ココロミ : リロン ト ソウチ ノ ギャップ オ ウメル
  • Practical Security of Quantum Cryptography

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抄録

子暗号は,量子力学を安全性の根拠とした暗号方式であり,理論的には絶対な安全を保証できる.しかし現実にはしばしば,安全性証明で使われる暗号装置の記述(数学モデル)と,実際の装置との間にはギャップがあり,安全性が厳密になりたっていない場合がある.量子暗号の安全性証明の最大の目的は,そのギャップを埋めることである.本稿ではその最新の試みである有限長解析,安全性ループホールの解析,およびその対策について概観する

収録刊行物

  • 情報処理

    情報処理 55 (12), 1390-1397, 2014-11-15

    東京 : 情報処理学会 ; 1960-

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