マルチコア周期実行システムにおける省電力タスクスケジューリングの検討

  • 柳橋宏行
    東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻
  • 中田尚
    東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻
  • 中村宏
    東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻

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抄録

組込みシステムにおいてプロセッサの消費エネルギを削減することは重要な課題となっている.本稿では,DVFS 制御が可能な同種のコアが複数搭載されたホモジニアスマルチコア環境において,確率的に実行時間が変動するような周期的なタスクへの省電力タスクスケジューリングについて検討する.これは,デッドラインまでの余裕時間に応じて,余裕がなくなれば稼働するコアの性能を上げ,余裕が生まれたら性能を下げるという,動的な性能の変更をすることで,デッドライン制約下での省電力化を実現する,というものである.これにより,組込みシステムにおいて省電力化を実現するための最適なコア構成を明らかにする.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702910220544
  • NII論文ID
    110009842524
  • NII書誌ID
    AA12149313
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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