端末の電力利用効率を考慮したDTN型災害時通信システムの提案と評価
書誌事項
- タイトル別名
-
- Disaster communication system using DTN for improving power consumption of mobile devices
この論文をさがす
抄録
広域災害発生時の停電や通信インフラの破壊は被災状況や安否情報などの緊急性の高い情報の伝達を困難にする.インフラレスな通信手法である DTN(Delay Tolerant Network) が解決手法のひとつとなるが,広域災害時の情報通信の実現に向けて電力消費の課題が挙げられる.被災地で通信を行う端末は被災者のスマートフォンやタブレット端末が想定される.それらの端末は電力に限りがあるため電力利用効率を考慮した通信手法を用いることが好ましい.そこで本稿では,被災状況や安否情報の交換や収集を目的としたメッセージフェリー方式を用いる災害時通信システムを検討し,ネットワークの電力利用効率を改善するために,電力残量に多段閾値を設定し通信に活用する手法を提案及び評価する.
収録刊行物
-
- 情報処理学会研究報告. ITS, [高度交通システム]
-
情報処理学会研究報告. ITS, [高度交通システム] 2014 (2), 1-6, 2014-11-13
一般社団法人情報処理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1573105977701109376
-
- NII論文ID
- 110009843088
-
- NII書誌ID
- AA11515904
-
- ISSN
- 09196072
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles