Hadoopを用いた遺伝的アルゴリズムによるDDoS攻撃防止システムの検討

この論文をさがす

抄録

インターネットにおけるセキュリティ上の脅威の一つとして DDoS 攻撃が深刻な問題になっている.DDoS 攻撃は一般に攻撃元の情報が改竄されているため,攻撃元の特定が非常に困難であり防ぐ事が難しい攻撃だといえる.また,攻撃パターンの学習によるパターンマッチングや,異常トラフィック検知などの手法が研究されているが,DDoS 攻撃において攻撃者はボットネット等を使用し、常に異なるトラフィックパターンの攻撃を仕掛けてくるため、過去のデータの解析から DDoS 攻撃を防ぐ事は非常に難しい.このような背景から,ネットワーク管理者は常に現在どのような攻撃が行われているかを監視、解析し,DDoS 攻撃に対処する必要性に迫られる.しかし,近年ネットワーク上を流れるトラフィック量は急激に増加しており,トラフィックの解析にはかなりの時間かかってしまう事が予測される.そこで本稿では,DDoS 攻撃に対し迅速に対処するシステムを作る事を目的とし,並列分散処理基盤である Hadoop 上での遺伝的アルゴリズムを使用したトラフィックパターンの解析手法を提案する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573387452677135104
  • NII論文ID
    110009848658
  • NII書誌ID
    AN10505667
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ