不妊の「マクドナルド化」 : 生殖の医療化の事例として Mcdonaldization of infertility : As a case of Medicalization of Reproduction

この論文にアクセスする

この論文をさがす

抄録

本稿は、生殖の医療化を不妊のマクドナルド化を事例に論じるものである。マクドナルド化という分析用具は、アメリカの理論社会学者G・リッツアがM・ウェーバーの合理化理論を拡張して提示したものであり、効率性、計算可能性、予測可能性、制御という4つの次元から構成される。本稿の前半では、生殖の医療化を考察するためには、分析水準と考察対象領域を操作的に設定する必要性が主張され、本稿では不妊患者領域の行為水準に照準を定めることが示されている。後半では具体的にマクドナルド化の4つの次元を使用して不妊患者の行為やそれを取り巻く現象のマクドナルド化を論じている。これらを踏まえて、筆者は最終的に「マクドナルド化」という趨勢の把握から、マクドナルド化メカニズムおよび医療化メカニズムの探究に進むべきであることを主張している。

This paper represents the view of medicalization of reproduction, and considers Mcdonaldization of infertility. First, it explains the significance of researching infertility, and insist that it should set up operationally levels of analysis and areas of consideration. Next, it explains infertility by Mcdonaldization principle of efficiency, calculability, predictability, control. The index of Mcdonaldization, also can explain sneakerization and irrationality of rationality. In the future, it should develop trend analysis of "-zation" to analysis of dynamics.

収録刊行物

  • 保健医療社会学論集

    保健医療社会学論集 12(0), 102-114, 2001

    日本保健医療社会学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110009863586
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10421975
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    13430203
  • NDL 記事登録ID
    6502700
  • NDL 雑誌分類
    ZE1(社会・労働--社会科学・社会思想・社会学) // ZS17(科学技術--医学--衛生学・公衆衛生)
  • NDL 請求記号
    Z6-B330
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  J-STAGE 
ページトップへ