書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis and Application of Mobile Phone Data Generated Through Mobile Communications(<Special Survey>New Technologies of Telecommunication Networks -With a Focus on Operation, Supervision and Control-)
- 携帯電話の通信履歴データの分析と活用に関する動向
- ケイタイ デンワ ノ ツウシン リレキ データ ノ ブンセキ ト カツヨウ ニ カンスル ドウコウ
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抄録
近年,大規模データの利活用に関する議論が盛んに行われており,携帯電話の通信インフラで取得される通信履歴データの利活用も注目されている.通信履歴データは,携帯電話基地局等の設備に異常が発生した場合に迅速に復旧することや,携帯電話利用の課金情報を作成すること等を目的として取得されている.通信履歴データの一部であるCall Detail Records(CDRs)は,携帯電話による通信の発生に際して,その時刻と通信で利用された基地局の情報が記録されており,基地局の位置情報を参照することで,端末の位置情報履歴としての活用が可能となる.しかしながら,CDRsを含む通信履歴データは,日本国において通信の秘密に該当するため,正当行為や緊急避難時等に該当しない場合での利用の際には,ユーザの事前同意が必要となる.一方海外では,CDRsの学術利用は欧米を中心に拡大しており,多数の学術発表に加え,活用のアイデアやデータ分析技術に関する知見を得るためにオープンイノベーションを推進する動きもある.本稿では,CDRsの概要および利活用の際の課題を述べると共に,これまでのCDRsの利活用に関する学術発表や利用動向,今後の展望について述べる.
収録刊行物
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- 日本信頼性学会誌 信頼性
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日本信頼性学会誌 信頼性 36 (7), 421-426, 2014
日本信頼性学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390282679430299008
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- NII論文ID
- 110009866321
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- NII書誌ID
- AN10540883
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- ISSN
- 24242543
- 09192697
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- NDL書誌ID
- 025878343
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可