複数の一貫性レベルを保証可能なバックエンドベースレプリケーション

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

レプリケーションは,あるデータベースの複製 (レプリカ) を別サーバ上にリアルタイムに作成する技術である.これにより,レプリカ間で負荷分散が可能となり高可用性,耐故障性を実現することができる.しかしその一方で,レプリケーション時にはレプリカ間でデータの一貫性をどの程度保証するべきかという課題が存在する.一般的には,より強い一貫性を保証するほど性能が犠牲になるため,アプリケーションが要求する最低限の一貫性を保証することが望ましい.しかし,特定の一貫性レベルを保証するだけでは,アプリケーションごとに別々のレプリケーションプロトコルを採用することとなり,管理や運用の面でユーザの負担となりうる.従って,複数の一貫性レベルを保証可能な汎用性のあるレプリケーションプロトコルが求められる.既存研究である Multi-Consistency Data Replication(McRep) は,ミドルウェア方式の非同期レプリケーションであり,かつ複数の一貫性レベルを保証可能とする手法である.しかし,この手法はミドルウェア方式のレプリケーションであるため,クライアント数の増加につれてミドルウェア部が性能のボトルネックとなることが考えられる.本研究では,既存研究である McRep を拡張し,ミドルウェアベースではなくバックエンドベースで同様のレプリケーション制御を実現する手法を提案する.評価から,バックエンド部で制御を行うことでボトルネックとなることを回避し,Read-Only トランザクションにおいては性能がスケールアウトすることを確認した.

収録刊行物

  • 研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)

    研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS) 2015-OS-132(14), 1-11, 2015-02-19

    一般社団法人情報処理学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110009877664
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10444176
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Technical Report
  • データ提供元
    NII-ELS  IPSJ 
ページトップへ