モデルベース開発のためのモデル進化プロセス

  • 田上 宗明
    九州大学大学院統合新領域学府オートモーティブサイエンス専攻
  • 中西 恒夫
    現在,福岡大学工学部電子情報工学科
  • 久住 憲嗣
    現在,九州大学大学院システム情報科学研究院
  • 福田 晃
    現在,九州大学大学院システム情報科学研究院

書誌事項

タイトル別名
  • A Model Evoluation Process for Model Based Development

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抄録

開発したい製品の制御対象や外部環境の物理的振舞いをモデルとして表現し,シミュレーション環境を用いてその挙動を再現することで,制御対象が開発者の手元にない状況でもソフトウェア開発の進行を可能とするモデルベース開発が注目されている.モデルベース開発で用いられるモデルは,製品のソフトウェア同様,再利用可能資産であり,後に続く派生製品でも当然使用されるべきものである.しかし,後続製品での機能の追加や変更,制御対象や外部環境に対する理解の深化により,モデルもまた進化が問われ,モデルに依存する再利用資産もその進化への対応に迫られる.本稿では,一般のソフトウェア開発における派生開発プロセスである XDDP(eXtreme Derivative Development Process) をモデルベース開発のために拡張した,モデル進化プロセスを提案する.太陽電池充電コントローラの開発を題材とするケーススタディを実施し,提案プロセスを実際のモデルベース開発に適応できるとの見通しが得られた.

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キーワード

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698602784407040
  • NII論文ID
    110009881729
  • NII書誌ID
    AN10112981
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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