Kinectセンサを用いた嚥下体操支援システム
書誌事項
- タイトル別名
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- Swallow Exercise Support System with Kinect Sensor
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抄録
日本の高齢者の死因第 3 位は肺炎であり,その原因の 80%以上が誤嚥である.誤嚥性肺炎は再発の可能性が高く,発症した高齢者が要介護状態に陥ることも珍しくない.口腔機能を高めることで誤嚥は予防可能で,口腔機能を高める方法の 1 つとして嚥下体操がある.他方で Kinect は人の骨格追跡や音声の取得が可能なデバイスであり,嚥下体操の検出が可能である.そこで本研究では Kinect を用いて嚥下体操を支援するシステムを実装した.音声解析の分野では発音から舌の位置を推定する研究が行われている.本システムでは音声解析により舌の位置を推定し,体操を検出する機能を取り入れた.20 代男性を対象に検出精度実験,有効性実験,また高齢者を対象に観察実験を行い,体操の検出精度と効果,ユーザビリティを評価した.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. HCI, ヒューマンコンピュータインタラクション研究会報告
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情報処理学会研究報告. HCI, ヒューマンコンピュータインタラクション研究会報告 2015 (12), 1-8, 2015-03-06
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573105977666885760
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- NII論文ID
- 110009882457
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- NII書誌ID
- AA1221543X
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles