ハイパーグラフ効用モデルによる論点間の依存関係を考慮した自動交渉機構
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抄録
自動交渉エージェントの研究分野において,論点間に依存関係を持つ非線形効用関数による,複数論点交渉問題について広く研究が行われている.しかしながら,既存研究では,現実的な時間内で交渉参加者全体にとって良質となる合意案を導出することが困難であった.本論文では Hadfi らによるハイパーグラフ効用モデルに基づき,メディエータ主導による新しい交渉プロトコルを提案する.具体的には,メディエータが論点間の依存関係を利用し,交渉を行う論点を逐次的に追加していくことで,交渉を円滑に進める.その後,シミュレーション実験により,本提案プロトコルが短時間で,かつ効率的な交渉を行えることを示す.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. ICS, [知能と複雑系]
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情報処理学会研究報告. ICS, [知能と複雑系] 2015 (18), 1-8, 2015-03-13
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570854177854438656
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- NII論文ID
- 110009882503
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- NII書誌ID
- AA11135936
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles