立体映像視聴時における視覚誘導自己運動感に起因する重心動揺の特徴解析(視聴覚の基礎と応用,マルチモーダル,感性情報処理,一般)

書誌事項

タイトル別名
  • An analysis of body sway caused by vection during stereoscopic viewing
  • 立体映像視聴時における視覚誘導自己運動感に起因する重心動揺の特徴解析
  • リッタイ エイゾウ シチョウジ ニ オケル シカク ユウドウ ジコ ウンドウカン ニ キイン スル ジュウシン ドウヨウ ノ トクチョウ カイセキ

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抄録

人は運動している物体を観察し続けると,実際に動いていなくても運動物体と同じ方向に動いている錯覚に陥ることがある.この感覚は,視覚誘導自己運動感といわれる.本研究では,3D映像視聴が視覚誘導自己運動感に与える影響を調査した.被験者には,0.3Hzで前後または左右に多数の球が移動している映像の2D版と3D版をそれぞれ3分ずつ視聴してもらい,重心動揺を測定した.その結果,映像視聴時間が長いほど映像への同調性は高くなった.また.3D映像視聴は2D映像視聴と比較して映像への同調性は高かった.そして,視覚誘導自己運動感は3D空間全体の動きに影響を受ける可能性が高いことが明らかになった.

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