ドイツにおける精神に障害のある親をもつ子どもへの支援 Support for Children of parents with mental illness in Germany : The case of CHIMPS program

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抄録

本研究は,精神に障害のある親をもつ子どもへの支援に関して,ドイツのCHIMPS プログラムを調査し,今後国内で支援を展開していくための示唆を得ることを目的とする.方法は,文献と現地調査より得た情報を基にプログラムの発展経過と支援内容,評価を整理し考察を行った.結果として,プログラムは順に(1)親面談,(2)子ども面談,(3)家族面談(家族全員が障害に伴う問題への対応方法や活用できる支援についての話し合い)が行われていた.家族は参加後,KINDLR(子どものQOL 尺度)等が有意に高くなっていた.考察として,精神疾患のある親とその子どもの生活を支援する際,子どもに疾患の説明をするだけでなく,親子が日常の中で問題や感情を話し合えるように支えること,家族内外の人間関係の構築や社会資源の活用に至るまでのサポートをすることの重要性が示唆された.今後,示唆を参考にし日本の子ども達の状況把握や生活の中で必要な支援の検討を進めていく必要がある.

収録刊行物

  • 保健医療技術学部論集

    保健医療技術学部論集 9, 71-83, 2015-03-01

    佛教大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110009890296
  • NII書誌ID(NCID)
    AA12202562
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • ISSN
    18813259
  • データ提供元
    NII-ELS  IR 
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