近接ハイパースペクトルイメージングに基づく植物遺伝学研究の新展開 (特集 植生のリモートセンシング) Molecular genetic application of hyperspectral image sensing as a method for high-throughput quantitative phenotype analysis

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抄録

生物科学の研究では、材料やスケールを問わず、対象物を見分ける必要に迫られることが多い。その際、私たちが最も頻繁に参照する形質は、言うまでもなく目に見える形や色である。しかしながら、私たちはこれらの情報を十分に活用できているだろうか。とりわけ色に関しては、定量的な情報として注意深く扱われていることは稀である。一方、衛星や航空機によるリモートセンシングでは、精密な色情報とも言える分光特性が、地上にある対象物を定量または識別するための主要な鍵情報として活用されている。筆者らは、高精細な分光データを保持することができるハイパースペクトル画像を、ノイズの少ない撮影条件と遺伝的に均質なモデル植物の利点を生かすことのできる実験室において活用することにより、組織または細胞レベルの生理的状態を精度よく予測するための実験系の構築に取り組んでいる。本稿では遺伝学研究にリモートセンシングの異分野技術を取り入れる試みを紹介するが、生態学における同技術の新たな活用法を案出する有用な手がかりとなることを願いたい。

収録刊行物

  • 日本生態学会誌

    日本生態学会誌 64(3), 205-213, 2014-11

    日本生態学会暫定事務局

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110009892598
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00193852
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Journal Article
  • ISSN
    0021-5007
  • NDL 記事登録ID
    026091293
  • NDL 請求記号
    Z18-43
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
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