中国の報道にみる自国のスポーツにおける挙国体制の変遷- 1998 ~ 2013 年-

書誌事項

タイトル別名
  • チュウゴク ノ ホウドウ ニ ミル ジコク ノ スポーツ ニオケル キョコク タイセイ ノ ヘンセン 1998カラ2013ネン
  • The Transition of the Whole-nation System in China's Sports - In China's news -media from 1998 to 2013 -

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抄録

中国のスポーツにおける挙国体制についての議論は, 2008 年の北京五輪を契機に活発化している。挙国体制に賛成する者は, a.国を挙げて, 重点種目に全力をつぎ込めるb.五輪では金メダル大国になるなど, 中国スポーツの好ましいイメージを確立してきたc.国民の民族的自尊心, 求心力を強化する役割をはたしてきた1)-などの点を指摘。一方、挙国体制に反対する者は, a.競技スポーツに力点を置くあまり, 大衆スポーツがなおざりにされてきたb.このため, 青少年に肥満体が増え, 体力低下を招いたc.学業を犠牲にした練習が選手の教養不足と引退後の就職難を招いている2)-などの点を挙げた。挙国体制の行方を探った。

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