教育学部初年次演習科目の実践と評価の試み-探究型学習の効果に着目して-

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タイトル別名
  • キョウイク ガクブ ショネンジ エンシュウ カモク ノ ジッセン ト ヒョウカ ノ ココロミ タンキュウガタ ガクシュウ ノ コウカ ニ チャクモク シテ
  • Practical and educational evaluation of the first-year seminar in a college of education : Effects of inquiry-based learning

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抄録

本研究では、共栄大学教育学部1 年次の専門必修演習科目「基礎演習」(通年・2 単位)の中でも、初年次教育を担い、探究型学習を協同的に行う「活動の時間」の教育的成果と課題の整理・検討を試みた。2013 年から2014 年にかけての授業記録と、学生からのアンケート結果を分析した結果、与えられた時間が少ないにもかかわらず一定の教育的成果が確認できた。課題は、グループの人間関係と学びの質に相関関係が認められたことである。人間関係へのより丁寧な教師の介入が、学びの質に良い影響を与えるであろうことが推測できる。さらに、所属感が低く、かつ不安が少ない学生は、大学から離れる傾向が見られた。所属感と不安感に着目することが不適応の早期発見につながる可能性がある。

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