書誌事項
- タイトル別名
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- Basic Study for Tissue Characterization with Dual Energy Computed Tomography
- Dual-energy CTによる組織成分抽出の基礎研究 : Spectral factor分解の精度向上へ向けて
- Dual-energy CT ニ ヨル ソシキ セイブン チュウシュツ ノ キソ ケンキュウ : Spectral factor ブンカイ ノ セイド コウジョウ エ ムケテ
- Spectral factor 分解の精度向上へ向けて
- For the Feasibility of Spectral Factor Approach
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抄録
重荷電粒子治療では、治療計画に必要な人体組織の質量阻止能を決定するために、 X 線 CT による組織パラメータ(実効原子番号と電子密度)の推定が不可欠である。近年の dual-energy CT の実用化により、高精度の組織パラメータ抽出技術の確立に放射線治療分野は期待を寄せている。Brooks らは 1977 年に spectral factor と呼ばれる線質係数を用いた巧妙な組織パラメータ抽出法(spectral factor decompositoin, SFD)を提唱している。しかし、1983 年の Jackson らによるエネルギー依存性の問題点が明らかになって以来、SFD による組織パラメータ推定に関する報告はない。本研究では、Brooks らの提唱する SFD の簡便性と実用性に着目し、SFD のコンピュータシミュレーション実験を行い、組織パラメータの異なる種々の人体模擬組織に対する SFD 推定誤差の程度を調査した。実験結果から、エネルギー依存性に起因する推定誤差は、実効原子番号 10 以上の人体組織に対して、電子密度が 4.5%以上、実効原子番号が 2.5%以上であることが確認できた。しかし、spectral factor のキャリブレーション値に伴うビームハードニングの影響が、SFD のエネルギー依存性に起因する推定誤差をキャンセルすることで、電子密度の推定誤差が Lung を除き±0.5%以下、実効原子番号の推定誤差が、Lung と Adipose を除き±2%以下と非常に精度のよい推定が可能であることが明らかになった。
収録刊行物
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- 大阪物療大学紀要
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大阪物療大学紀要 3 (0), 1-10, 2015
学校法人物療学園 大阪物療大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713056343168
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- NII論文ID
- 110009900035
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- NII書誌ID
- AA12619042
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- ISSN
- 24334758
- 21876517
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- NDL書誌ID
- 026383609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可