Congealingを用いた多フォントの共通形状抽出 (パターン認識・メディア理解)

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抄録

本研究の最終的な目標は,「文字Aとは何か?」という古くから言われている問題に解決を与えることにある.模索しつつある解決法の一つが,様々なフォントの共通形状である.すなわち,全てのフォントは,文字Aの共通形状からの派生であると仮想する.異体字の存在などを考えると,この仮想は十分ではない,すなわち文字Aは単一ではなく,複数の基本形状がある可能性もある.しかしながら,いずれも可能性であり,まずは共通形状を求める試みから始めるべきであろう.この共通形状を求める手段として,本稿では,Congealingと呼ばれる既存手法を用いる.これは,複数の画像パターンを同時にアライメントする手法である.複数フォントを単純平均して共通形状を求めれば,単にぼけた平均パターンが得られるのに対し,Congealingではある程度の線形(もしくは非線形)の変換を施した上で平均を取るため,こうしたぼけを極小化できる.さらに,何らかの単一の基準に対してアライメントを施すのではなく,相互に摂動させながら妥協点を見出す手法であり,この意味で,本研究課題の目標に合致している.本稿では1000種類のフォントをCongealingにより同時アライメントし,どのような共通形状が得られるかを確認する.

収録刊行物

  • 電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報

    電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 113(346), 127-132, 2013-12-12

    一般社団法人電子情報通信学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110009903840
  • NII書誌ID(NCID)
    AN10541106
  • 本文言語コード
    JPN
  • ISSN
    0913-5685
  • NDL 記事登録ID
    025144352
  • NDL 請求記号
    Z16-940
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS 
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