医療用金属デバイス留置患者のMR撮像時におけるSARの数値解析(学生・若手発表および一般)

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タイトル別名
  • SAR Evaluation for Human Body with Implanted Medical Devices during MR Imaging
  • 医療用金属デバイス留置患者のMR撮像時におけるSARの数値解析
  • イリョウ ヨウキンゾク デバイス リュウチ カンジャ ノ MR サツゾウジ ニ オケル SAR ノ スウチ カイセキ

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抄録

近年,ステントやペースメーカなどの医療用金属デバイスを留置した患者がMagnetic Resonance (MR)検査を受ける際の安全性が注目されている.例えば,体内に医療用金属デバイスを留置した被験者がMR撮像を行った場合に,留置された金属周辺で予想外の局所的なSpecific Absorption Rate (SAR)上昇が懸念される.そのため,金属デバイスが留置された人体内部のSAR分布を算出し評価する必要がある.そこで本研究では,一例として体内に頸動脈ステントおよび脳深部刺激装置(Deep Brain Stimulation: DBS)を留置した患者が頭部MR撮像を行った場合を想定し,留置部分を含む人体内部のSAR分布の算出および金属デバイス部分における局所的なSAR上昇の可能性があることを示すことを目的として,SAR評価を行った.その結果,金属デバイス部分で局所的にSARが上昇することを確認した.しかしながら,いずれの留置状況においても,局所SARの指針値は下回ったことを確認した.

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