地上波テレビ放送に於けるニュースの音についての一考察 : ニュースに於ける音の意味

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タイトル別名
  • Study on sound in TV broadcasts : The meaning of sound in TV broadcasts
  • チジョウハ テレビ ホウソウ ニ オケル ニュース ノ オト ニ ツイテ ノ イチ コウサツ : ニュース ニ オケル オト ノ イミ

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抄録

テレビニュースは、 1953 (昭和28) 年のテレビ放送開始の日から1日10分弱程度だが毎日放送されていた。 その形式は、 フリップボードに書かれた文字や写真、 そして地図等をカメラで写し、それに合わせてラジオニュースの原稿をアナウンサーが読み上げるものであった。 やがてアナウンサーがカメラの前でニュースを読む、 「顔出しニュース」 と言われる放送形態が採用され、 アナウンサーは 「話すように読む」 ことが求められるようになる。 1995 (平成7) 年頃には天気予報にBGMを付け、 タイトルロゴと時間を画面表示する現在の方式へと変化していく。 そして、 世の中のスピードが年々加速すると共に話すスピードも速くなる傾向にある。 ニュースにおける 「音」 の構成要素も変化し、 BGM、 タイトルSE、 現場ノイズ、 と言った音の洪水の中にアナウンサーの速い喋りが埋もれているような放送が多くなってきている。 そこで、 話すスピードを始め、 ニュース番組で 「音」 はどのように使われているかを検証し、 聞きやすいニュースとは何かを考えてみたいと思う。

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