足部舟状骨疲労骨折を認めた脳性麻痺の1例

  • 吉川 真理
    北九州市立総合療育センター リハビリテーション科
  • 中西 芳応
    福岡東医療センター 整形外科
  • 河村 好香
    北九州市立総合療育センター 整形外科
  • 松尾 圭介
    北九州市立総合療育センター 整形外科
  • 佐伯 満
    北九州市立総合療育センター 整形外科
  • 和田 太
    産業医科大学 医学部 リハビリテーション医学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Stress Fracture of the Navicular Bone in a Patient with Cerebral Palsy: A Case Report

この論文をさがす

抄録

脳性麻痺(痙性両麻痺)の14歳女性が右足部痛を主訴に受診し,舟状骨中央3分の1の疲労骨折と診断した.尖足歩行により舟状骨へ繰り返しもたらされる負荷が原因と考え,骨接合術に加えてアキレス腱延長術を行い,尖足を矯正した.脳性麻痺で舟状骨疲労骨折を受傷した症例は我々が文献を調べたかぎりでは報告されていない.麻痺性尖足の脳性麻痺患者が足部痛を訴えた際には舟状骨疲労骨折の可能性も考慮するべきである.

収録刊行物

  • Journal of UOEH

    Journal of UOEH 37 (1), 11-15, 2015

    学校法人 産業医科大学

参考文献 (9)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ