不均一グリッドを用いたCIP-MOC法による音響数値シミュレーション(医用超音波,アコースティックイメージング,一般)

書誌事項

タイトル別名
  • Numerical Simulation of Acoustic Field Using CIP-MOC Method with Non-uniform Grids

この論文をさがす

抄録

CIP法は特性曲線法の1つであり,数値分散が発生しにくい計算手法として知られている.この手法の特徴として、波動の伝搬を計算する際に,グリッド上にある音圧および粒子速度とともにその空間微分値を利用する点が挙げられる.一方,CIP法では計算領域が大きくなる場合や複雑な計算モデルだとメモリの使用量や計算時間などが膨大になり,多くの計算コストが必要になる.そこで,このようなモデルを計算する場合には複雑な計算モデルの周囲は小さいグリッドで計算し,均一な領域は大きいグリッドで計算することでメモリの削減や計算時間の短縮が可能となる.これまで我々は,使用メモリと計算時間の低減を目的に,サブグリッド・テクニックを用いたCIP法を提案してきているが,サブグリッドをCIP法で用いる場合,異なるグリッド間の境界での直交方向微分の取扱いが難しく,その実装はかなり複雑になる.そこで本研究では,2次元の計算領域において,これまで均一グリッドのみに対して適用を行っていたPMLを不均一グリッドを用いた特性曲線法と組み合わせて用いる方法をあわせて検討している.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698602814178944
  • NII論文ID
    110009925163
  • NII書誌ID
    AN1001290X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ