枝打ちヒノキの落枝に対するノウサギの採食行動
書誌事項
- タイトル別名
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- Feeding behaviour of the Japanese hare, Lepus brachyurus towards pruned branches of the Japanese cypress, Chamaecyparis obtusa
抄録
枝打ち作業が終了した直後の8年生ヒノキ造林地において,地上に落下したヒノキ枝の主に樹皮部分をノウサギが剥皮採食した。枝打ちは1987年11月13日と同19日に実施されたが,この剥皮行動は11月13日に枝打ちされた枝に対してだけ認められた。ノウサギの出現数は糞量から推定して少数と思われた。剥皮された枝は,枝打ちで落下した枝の約7%の割合で出現した。1本当たりの剥皮数は2.2ヶ所で,その大きさは長さ58.0mm,幅6.5mm,面積287.2mm^2(いずれも平均)であった。ヒノキ枝からの全採食量は湿重量で約14.9gと推定された。これは,ノウサギ1頭1日当たりの採食量の4-8%に相当する。このような採食行動は,餌量が少ない林分において比較的好まれる若齢ヒノキが,樹林あるいは枝打ちなどで突如出現したことに対する一過性の反応例といえる。
収録刊行物
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- 野兎研究会誌
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野兎研究会誌 15 (0), 1-7, 1988
森林野生動物研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681080968064
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- NII論文ID
- 110009931323
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- ISSN
- 24330744
- 09100369
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可