エネルギーハーベスト型無線センサネットワークのための公平ポーリング方式の提案と評価(ポスター講演,ポスター講演,ワイドバンドシステム,ヘルスケア・医療情報通信技術,一般)

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タイトル別名
  • A Fair Polling for Energy Harvesting Wireless Sensor Networks

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抄録

近年、無線通信機能を有するセンサ及び計測情報集約を行うジンクによって構成される無線センサネットワークの研究開発が活発に行われている。多くの無線センサネットワークのセンサの電源はバッテリーであるが、バッテリーには寿命が存在し、必ず交換が必要となる。そのため、バッテリーを必要としないエネルギーハーベスト型無線センサネットワーク(EH-WSNs : Energy Harvesting Wireless Sensor Networks)が注目されている。EH-WSNsのノードは、バッテリーの代わりに光、熱、振動などの周辺環境に存在する微小エネルギーで発電し、そのエネルギーを蓄積素子に蓄積する。このため、エネルギーを周辺環境から獲得できる限り半永久的に動作できる。これまで、EH-WSNsのためのアクセス制御方式として、確率的ポーリング方式が検討されている。確率的ポーリング方式ではシンクがポーリングパケットに、ノードが送信を行う確率を含めて全ノード宛てに送信する。しかし、既存の確率的ポーリング方式のノードが送信を行う確率は、各ノードの充電の速さに適応していないため、各ノードのスループットが不公平になる問題がある。そこで、本研究ではこの問題に対処するため、充電の速さに応じて各ノードの送信確率を変化させる公平ポーリング方式を提案する。そして、計算機シミュレーションにより、光による発電装置で実測を行ったモデルにおける提案方式の有効性評価を行う。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177922182272
  • NII論文ID
    110009945734
  • NII書誌ID
    AA11840009
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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