紫外レーザー励起時間分解蛍光計測を用いた植物栄養診断法の開発

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タイトル別名
  • Development of a New Diagnosis Method for Plant Nutrition by Time-Resolved Fluorosensing
  • シガイ レーザーレイキジカン ブンカイ ケイコウ ケイソク オ モチイタ ショクブツ エイヨウ シンダンホウ ノ カイハツ

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抄録

植物の栄養診断に有用な分光分析の一種である紫外レーザー励起時間分解蛍光計測(Time-resolved florescence)により,植物の光合成明反応に関係の深い蛍光スペクトルを取得した.「普通ソバ」を含む4種類の雑穀を用いて計測を行った結果,明瞭な種間差が見られた.普通ソバは他に比べ,比較的PS Iの値が大きく,PS I/PS II比(文中ではE/Cと略す)を求めたところ0.94程度となった.一方,トウモロコシ,トウジンビエ,シコクビエについてPS I/PS II比を求めると,1.31〜1.96程度となった.その比を時間分解による蛍光発光寿命の前半と後半で比較すると,有意な差は見られなかった.

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