腫瘍マーカーの上昇とFDG-PETの集積を示した気管支原発多発神経鞘腫の1例
-
- 笹原 陽介
- 産業医科大学若松病院呼吸器内科
-
- 吉井 千春
- 産業医科大学若松病院呼吸器内科
-
- 生越 貴明
- 産業医科大学若松病院呼吸器内科:産業医科大学医学部呼吸器内科学
-
- 鳥井 亮
- 産業医科大学医学部呼吸器内科学
-
- 島袋 活子
- 産業医科大学若松病院呼吸器内科
-
- 白石 朝子
- 産業医科大学医学部呼吸器内科学
-
- 野口 真吾
- 産業医科大学若松病院呼吸器内科
-
- 山崎 啓
- 産業医科大学医学部呼吸器内科学
-
- 渡橋 剛
- 産業医科大学若松病院呼吸器内科:産業医科大学医学部呼吸器内科学
-
- 川波 敏則
- 産業医科大学医学部呼吸器内科学
-
- 石本 裕士
- 産業医科大学医学部呼吸器内科学
-
- 矢寺 和博
- 産業医科大学医学部呼吸器内科学
-
- 迎 寛
- 産業医科大学医学部呼吸器内科学
書誌事項
- タイトル別名
-
- A Case of Multiple Bronchial Schwannomas with Tumor Marker Elevation and FDG-PET Uptake
この論文をさがす
抄録
背景.腫瘍マーカーの上昇およびFDG-PETで高集積を示した気管支原発多発神経鞘腫の1例を経験したので,報告する.症例. 74歳,男性.近医にて腫瘍マーカー(CA19-9)高値を指摘され当科紹介受診となった.当院で施行した血液検査にてCA19-9, CYFRA, SCCの上昇,胸部CT検査にて両側肺門部と縦隔に多発結節影を認めた.またFDG-PETではSUV max 7.0と高集積を認め,悪性腫瘍が疑われた.経気管支生検および超音波気管支鏡ガイド下針生検にて神経鞘腫の診断を得た.その後の経過観察では腫瘍マーカーの変化はなく,画像上で結節影の増大も認めていない.結語.気管支原発の神経鞘腫はまれであり,腫瘍マーカーの上昇やFDG-PETで高集積を示す場合は悪性腫瘍との鑑別が困難である.
収録刊行物
-
- 気管支学
-
気管支学 37 (4), 403-408, 2015
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001204754853504
-
- NII論文ID
- 110009978597
-
- ISSN
- 21860149
- 02872137
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可