トウモロコシの遺伝子組換え食品検査における試料由来DNA断片化の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- DNA Fragmentation Affecting Detection Methods for Genetically Modified Corn
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抄録
トウモロコシの遺伝子組換え食品に関する検査では、検査指標となる内在性遺伝子(SSIIb)の検出が必須である。検査において、レトルトパウチ食品のヤングコーンから十分な純度と収量のDNAが得られたが、SSIIb遺伝子のコピー数が低かったため、結果の判定に支障を来した事例が発生した。当該食品は、高度に加圧および加熱処理された加工食品であったため、抽出したゲノムDNAは断片化され、PCRによる検出対象の塩基配列の増幅が困難な状態になり、SSIIb遺伝子のコピー数低下につながったことが推察された。
収録刊行物
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- 大阪府立公衆衛生研究所 研究報告
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大阪府立公衆衛生研究所 研究報告 53 (0), 26-30, 2015
地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763132739968
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- NII論文ID
- 110010040502
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- NII書誌ID
- AA12569352
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- ISSN
- 21854076
- 13432923
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可