異文化欲求不満における反応類型と事例分析 : 異文化間インターメディエーターの役割への示唆
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抄録
異文化間の葛藤場面において欲求不満を感じるとき、相手文化と自文化に関わる認知的反応について検討し、その方向性をまず整理した。すなわち研究1において、日本にいる中国人留学生とその保証人を対象に、相互の対人関係における困難についての調査を基に、葛藤場面における反応を整理するマトリクスを考案した。次いでその枠組に基づいて事例を解析した。研究2では、日本人と留学生の間の実際の問題事例を取りあげ、マトリクスを用いて反応を整理した。その中で、両者の仲介役として機能した日本語教師の役割について、特に取りあげて論じた。そこから異文化間の葛藤を整理し相互理解を導くための、「異文化間インターメディエータ-」の役割を特定した。最後に、異文化適応の層構造モデルを示し、適応の次元の進行について理論化を試みる。
収録刊行物
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- 広島大学留学生センター紀要
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広島大学留学生センター紀要 4 81-100, 1994-02-26
広島大学留学生センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050577740963717248
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- NII論文ID
- 120000876221
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- NII書誌ID
- AN10281005
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles