精神科看護における認知症高齢者のBPSDへの対応と課題 : 「問題行動」をキーワードとしたケーススタディの文献検討から

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  • Nursing intervention and study themes to behavioral psychological symptoms of dementia (BPSD) in elderly patients with dementia in the field of psychiatric nursing : review of literature about the case studies from the view point of problem behavior

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抄録

認知症高齢者のBPSDへの看護介入と看護研究の課題を明らかにする目的で,過去10年間の文献検討を行なった。精神科看護におけるBPSDを示す認知症高齢者のケーススタディ6編が選択され,「なじみの関係をつくる」,「安定した場所の確保」,「行動症状・心理症状の背後にある要因をアセスメントする」,「自尊感情を守る関わり」,「コミュニケーションの工夫」,「介入のタイミングを見計らう」,「セイフティマネジメント」,「非薬物療法への参加を奨める」という8項目に分類された。精神科看護技術の統合に向けて,1.ケーススタディにおいて,神経学的要因, BPSD,看護介入,結果を丁寧に記述し,それぞれを認知症タイプや病期において比較検討する, 2. BPSDに対するコミュニケーション技法を検討する, 3. 認知症の重篤なBPSDに対するセイフティマネジメントを検討する,の課題があげられた。

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