慢性骨髄性白血病に併発した持続勃起症の1例

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タイトル別名
  • Priapism complicated by chronic myelogenous leukemia (CML); a case report
  • マンセイ コツズイセイ ハッケツビョウ ニ ヘイハツシタ ジゾク ボッキショウ ノ 1レイ

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抄録

29歳男。陰茎腫脹と勃起が続くことに気付き緊急入院した。陰茎は硬く, 勃起状態で自発痛を認めた。持続勃起症の診断で陰茎海綿体内血液ガス分析を施行した。血液ガス所見より静脈系の流出障害と判断し19G翼状針で陰茎穿刺を行い, ヘパリン生食で凝血塊洗浄, α作動薬海綿体内注入を繰り返し経過観察した。勃起状態は軽度改善したが疼痛の増悪を認め, Hb低下, Ht低下から輸血の必要を説明したが宗教的理由で拒否された。白血病に関して血液主要な以下で骨髄穿刺を施行し慢性骨髄性白血病と診断された。ドロキシカルバミド内服を開始し, メシル酸イマチニブへ変更し骨髄穿刺で完全緩解した。再発は認めず経過している。

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 53 (5), 323-325, 2007-05

    泌尿器科紀要刊行会

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